2011年5月9日月曜日

つぶやき:街並みとコミュニティ

先日、信濃の木曽路に行ってまいりました。

中山道の宿場町、奈良井宿の古い街並みを見てきました。

通りを挟んで両側にずらっと並ぶ趣のある長屋。
それぞれの軒先にはお住まいの方の表札と別に、「○○屋」という屋号がかかっていました。
昔はみんな生業として商売をされていたのでしょうか。昔の光景が目に浮かぶようでした。

この連なる長屋、観光客にとっては「観光スポット」ですが、お住まいの方にはまさに「住居」なわけです。あるお店のおかみさんは、もともと駐車場にしようと思っていた自宅の玄関先を、以前の建物を残しつつ、限られたスペースを最大限利用して、とても素敵な趣のあるショップにしていらっしゃいました。

地域が一体となって強力なコミュニティを形成し、魅力ある街並みを作っているのだと感じました。
こういったコミュニティがあってこそ、いい街、いい住まいは生まれるのではないでしょうか。

我々の住む住宅街も、同じく街で、コミュニティの集まりです。建物単体では体現できない、魅力ある街づくりのヒントがたくさん詰まった場所でした。

今後の住まい方、ライフスタイルを考えるための良い参考となる旅となりました。


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